むかし、女性は太陽であった。NOⅠ
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主婦業・母子家庭・父子家庭で時給が¥0ーなんて、
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信じられません。
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余りにひど過ぎます。多くの人が気が付いているはず
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、声を出しましょう。はっきり言ってバカげています。
「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である。他に依って生 き、他の光によって輝く、病人のような青白い顔の月である」
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- 「平塚らいてう」という人の言葉であり、1886年明治19年生まれのひとです。日本の思想家であり、女性解放運動家です。社会を改善しようと「青鞜」(せいとう)という雑誌の冒頭の言葉です。現代でしたら「フェミニスト」のような思想をもった人に近いかもしれません。
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- しかし、それ以上に、明治時代は、まだまだ日本の女性の地位は低く、参政権も与えられていませんでした。
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- それを「婦人問題」として意識、改革をしようと行動したのが、平塚らいてうです。
- 一言でいうと、意識のたいへん高い女性であり、また、周りに同じような思想を持った女性たちが集まりました。
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- 女性は太陽であったの意味は、「元始」は「元々」の意味で良いでしょう。「大昔から」でもいいですし、「女性及び人類が誕生してから」とも考えられます。
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- しかし、らいてうの述べているのは、そもそもは「太陽であった」はずの、女性が月になってしまったというものです。
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- この場合「月」とは、どうゆうものかというと、「太陽に照らされて、受動的に光を放つ存在」といえます。
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- そして、このような女性は、「主体性を持つことを許されない女性は、心から生きることを楽しめない、病人のような存在になり果てている」という意図だと思います。
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太陽の比喩
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- 太陽というのは、自らが輝く主体性を持つ存在のことですが、冒頭の文章の場合の太陽というのは、男性であり、さらに、その時代の社会です。
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- 当時の女性というのは、今では考えられないほど、男性に対する従属的な地位にあるとされていました。
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- 結婚をするまでは一家の長である父や兄弟、その他の男性に必ず従わなければならず、これは、娘ばかりでなく、妻の立場の女性も同じでした。
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- また、同じ子供であっても、男性の兄弟よりは、女性は地位が低いとみられていました。これは社会であっても同じことだったのです。
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- このような歴史を持つ女性は、今も文化的に社会的に根強い影響を及ぼしています。
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- 今回、平塚らいてうを引用したのは、彼女の思想は、現代の社会を一新することのできるものと信じています。
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- 平塚らいてうは、欧米で、結婚制度によらず母となり「私生児」を産んだ場合に待ち受けている困難について言及したあと、
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- 「国家はこれを個人の自由に放任せず自ら進んで彼らを保護し、彼等の心身の健全な発達をはかることは国家として当然なすべき義務」であると主張します。「母を保護することは婦人一個の幸福のために必要なばかりではなく、その子供を通じて、全社会の幸福のため、全人類の将来のために必要なことなのです」子供を養育することによって、母の幸せは全人類の将来に繋がっていきます。
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- 主婦業・母子家庭・父子家庭で時給が¥0ーなんて、信じられません。余りにひど過ぎます。多くの人が気が付いているはず、声を出しましょう。はっきり言ってバカげています。
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- 男性が社会が恐れる、眠れる巨人女性が目覚める。病んでいる家庭、社会、国家、人類に太陽のように再び輝き、光を広げる、明るい人類の未来を垣間見る者です。
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- ,がんばれ、おかんたち
- 応援しています。一緒に明るい未来を創造しましょう。
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- 母性保護論争
- 女性学・男性学 千田有紀著
- 難しくなりますからパスOK
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- ー前略ー
- 1911年平塚らいてうによって、女性解放のための雑誌「青鞜」が作られています。創刊号の平塚の宣言、「原始、女性は太陽であった。真正のひとであった。今、女性は月である」という文章は、あまりにも有名ですね。歌人の与謝野晶子も「山の動く日来る」から始まる有名な詩、「そぞろごと」を寄せています。
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- この平塚らいてうと与謝野晶子の間で、のちにたたかわされたのが、いわゆる母性保護論争です。与謝野はその前史となる1916年の「母性偏重を排す」という文章において、ロシアの文豪トルストイの「労働に適した子供を出来るだけたくさん産んでこれを哺育しかつ教育するとことの天職の使命」であるから自分の身を捧げなければならないという主張と、当時日本に輸入されていたスウェーデンの思想家エレン・ケイの「女の生活の中心要素は母となることである」という主張に見られる問題を、母性中心説であるといって批判しています。そして、「私は母たることを拒みはしなければ悔いもしない、むしろ私が母としての私をも実現し得たことにそれ相応の満足を実感している」けれども「女が世の中に「生きていくのに、なぜ母となることばかりを中心要素とせねばならないか、そうゆう決定的使命が何に由って決定されたか」と疑問を提起し、母性を実現しない女を「絶対の手前勝手」と呼ぶ必要はないと主張しました。これに対して、平塚らいてうは、「母性の主張について与謝野晶子氏に与う」において、与謝野がエレン・ケイの思想を理解していないと批判しています。
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- これらを前史として1918年から、二年間にわたる、母性保護論争が起きました。与謝野は「女子の職業的独立を原則とせよ」において「女子が自活し得るだけの職業的技能をもつということは、女子の人格の独立とを自ら保証する第一の基礎である」と口火をきりました。与謝野は「欧米の婦人運動によって唱えられる、妊娠分娩等の時期にある婦人が国家に向かって経済上の特殊な保護を要求する主張」に疑問を投げかけ、男に寄食することも、国家に寄食することも、同様に「依頼主義」であり「婦人はいかなる場合にも依存主義を探ってはならない」と宣言します(女子の徹底した独立)
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- これに対して平塚らいてうは、欧米で、結婚制度によらず母となり「私生児」を産んだ場合に待ち受けている困難について言及したあと、「国家はこれを個人の自由に放任せず自ら進んで彼らを保護し、彼等の心身の健全な発達をはかることは国家として当然なすべき義務」であると主張します。「母を保護することは婦人一個の幸福のために必要なばかりではなく、その子供を通じて、全社会の幸福のため、全人類の将来のために必要なことなのです」子供を通過することによって、母の幸せは全人類の将来に繋がっていきます。
- この平塚の論点は、論争のなかでさらに発展させられ、焦点は母性と国家の役割に移っていきます。
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- 子供というものは、例え自分が産んだ自分の子供でも、自分の私有物ではなく、その社会の、その国家のものです。子供の数や質は国家社会の進歩的発展にその将来の運命に至大の関係にあるものですから、子供を産みかつ育てるという母の仕事は、すでに個人的な仕事ではなく、社会的な、国家的仕事なのです。・・・これはただ子供を産みかつ育てるばかりではなく、よき子供を産み、よく育てるという二重の義務になっています。
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- 平塚は、育児は「とても他の労働の片手間」にできるものではなく、
- 「国家は母がこの義務を作るという一事から考えても十分な報酬を与えることによっては
- 母を保護する必要があります」と議論を続けていきます。女性が国家に福祉を要求する
- 際に、平塚が拠ってたったのは、育児が国家的事業であるということであり、「国家の利害」 は、子どもの「質」つまり「国民の質」と関係させることで、より明確になっていきま す。現在、平塚は戦争協力をおこなったことや優勢主義的な主張が批判されていますが
- これは、「国家の利害」から女性の権利の主張をおこなう論理的帰結であるということもで きます。
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- これに対して、与謝野は、子どもを国家に所有させることには、反対の意見を表明しま す。
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- 平塚さんは、私が母性の保護に反対するのは「子供を自己の私有物視し、母の仕事を私物
- 事業と考える旧式な思想に囚われているからだ」と言われました。・・・私は子供を「物」
- だとも「道具」だとも思っていない。一個の自存独立する人格者だと思っています。子供
- は子供自身のものです。
- ー後略ー
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- 備考:論争は続きますが、私は、平塚氏の立場の意見に賛成しています。国家は数千年も闇に支配され、現在もそのままです。国家が闇に染まっていることを、やっと最近少しづつ、隠された真実が表に出て来ています。基本平塚氏の「母を保護することは婦人一個の幸福のために必要なばかりではなく、その子供を通じて、全社会の幸福のため、全人類の将来のために必要なことなのです」子供を養育することによって、母の幸せは全人類の将来に繋がっていきます。」であり、地球の生態系の中で、人間という種の歩むべき道だと思います。国家もこのような展望に立って100年の計を立てれる国家になってもらいたい。
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- 現実には、今の国家がこのような形で女性を支援することは、難しいです。国家は、権力の集まるところであり、権力が集まれば、どうしても闇が生まれやすいです。
- 今できることは、学校などは、国家指導の学校ではなく、きのくにこども学園のような学校をもっと増やすこと、会社も、家族手当のような中途半端な手当てでなく、子育てで育児休暇を3年認め生活費を出す。生活費を保証する。国がやらなけば、個人の会社コミニティが行う。シングルマザーも同じ、このようなことを始めることが必要と思います。会社運営資金については、資本主義経済論で述べたいと思います。
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- https://www.youtube.com/watch?v=JkhLFBA3A88&t=13s
- https://youtu.be/JkhLFBA3A88