男女の逆転、花婿が婿入り先を探す女系社会のブータン
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男女の逆転、花婿が婿入り先を探す女系社会のブータン
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- 最近、主婦業が¥0-が気になり二冊目の本を書こうと資料集め。散歩がてら2㎞先の図書館へ入りびたり、その中に「ブータンそれでいいのだ」 御手洗瑞子著の本に出会う。
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- え!何これ、ブータンって男女逆転の社会?ブータンって、インドと中国の間のチベットにある人口70万人の幸せ頻度の高い小さな国だったよね。2011年に日本にワンチュク王様とペマ王后様が来日した。
- 新婚一か月の初々しいお姿
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- 本の説明の前に、以下の全体的なブータンの国を紹介しましょう。男女逆転が気になる方は飛ばしてください。(笑)
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- https://www.wbf.co.jp/bhutan/info/hapiness.php
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- 著者の瑞子(タマコ)さんは、ブータンに住みながら、首相官邸でのアドバイザーとして公式に務めました。このような立場でブータンを紹介しています。色々と驚く内容ばかりなのですが、皆さんが一番驚くのは、家庭が夫婦が日本に比べて逆転しているところです。、
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- 「女は愛嬌、男は度胸ならず」、「男は愛嬌、女はスマート」なのがブータンで、男女逆転している社会なのです。一部抜粋しますね。
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かかあ天下?
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- さて、ここまで見てくると、ブータンの男性は職場ではジェントルマン、家庭では料理をする良きだんなさん、と大活躍です。男女平等・・・というか、女性の方が強くすら見えます。
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- 「ブータンの家庭は、亭主関白なのでしょうか、かかあ天下なのでしょうか」と薄々、答が分かっている質問をすると、同僚のチミーさんは笑顔で
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- それはもちろん、かかあ天下ですよ」と即答。そこで、その背景について聞いて見ました
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- 「ブータンでの女性が強い事の一因は、もともと女系社会だから。もちろん例外はありますが、伝統的に、女性が嫁入りするのではなく男性が婿入りする社会なんです。相続も息子ではなく娘にされます。
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- なので、基本的には妻の方が家の主なんです若い夫婦は妻の方の家族と暮らすため、嫁姑問題というのはほとんどありません。むしろ男性の方が気を使いますね(笑)」
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- こんなことわざもあるのです。
- 「娘が出来たら安泰だ。息子はあとからついてくる。息子ができても安心するな。息子はいつか婿に行く」
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- ブータンでは、地域により程度の差はあるものの、基本的には女系家族社会でした。男性が婿入りするのです。最近は特に都市部では核家族化も進み、この傾向はかつてないほど顕著ではないものの、この文化は時間を掛けて男女の振舞いにも影響してきたようです」
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- 例えば、男性が
- 「自分を婿にもらってくれる家を探す」という習慣です。
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- そして、男性は、婿入りした先で相手の家族に受け入れてもらえるように気を遣います。このためブータンの男女のあいだで、身だしなみに気を付け、いつでもニコニコと愛想が良く、食事の場でも気を効かせているのは圧倒的に男性です。
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- 飲み会などで、食事を取り分け、ビールを注ぎ、笑顔で相手の話をよく聞き、相づちを打つ・・・のはほとんどが男性です。
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- 一方、女性はというと、特に若い女性は、これがびっくりするほど愛想がありません。もちろん仲間内ではとても温かいのですが、知らない人に対しては、ニコニコというよりはツンツンしています。レストランでも銀行でも、女性の店員さんはだいたい無愛想です。接客中もまったく無表情です。
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- これには背景があります。ブータンでは、女性が知らない人にもニコニコしていると「軽い」と思われるそうです。以前、ブータン人男性と結婚した日本人女性の方に話を聞いたことがあります。
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- 彼女はこのことを知らなくて、結婚した後も、日本でそうしたように誰に対しても笑顔で接していたところ、だんなさんに怒られたそうです。笑顔を向けるということは”誘って”いるようなものである、と。
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- このために特に未婚の女性は「かわいい」より「クール」に徹しているようです。メークの下にくっきりとアイラインを引き、写真にはキリっとした顔で写ります。まさに美人ではなく「男前」です。
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- ただ、ブータンの女性は結婚をし、そして母になると、だんだん「クールな女性」から「ニコニコした温かいおかん」の雰囲気になるように思います。ブータンの「おかん」達は、母性本能たっぷりで、誰に対しても自分の家族に接するように、温かく接してくれます。
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- 今回はここまで、どうでしたか?驚きますよね!
- 次回もつづきます。